歯根破折の歯の治療(歯の根が割れた歯の治療)には、主に3通りの治療法の選択があります。
- インプラントによる歯の回復
- ブリッジによる歯の回復
- 義歯(入れ歯)による歯の回復
この歯の根の破折を起こした歯の治療は、歯を残すことが出来ないため、抜歯が必要と診断されましたが、抜歯に伴う、抜歯した歯の部分(歯が抜けてしまった部分)の治療は、インプラントによる治療が選択されました。
当クリニックでは、開院以来、ほとんどすべてのの場合、歯を抜いた当日に、歯がないまま(歯が抜けたまま)帰宅されることがないように治療をきました。
これは、インプラントの治療においても、ほとんどの場合、抜歯をすると同時にインプラントを入れるため、痛みを伴う手術を、一回で済ませ、また、傷の治りも、抜いたままにするより、治りが早くきれいになる治療法で行ってきました。
前歯の差し歯がグラグラして、抜け、その際、歯の根が割れていることを確認し、応急処置で、差し歯をつけなおし、改めて、治療方針が決まり、抜歯と同時のインプラントの手術を行いました。
差し歯を外し、
歯の根の状態を確認し、
歯の根の周りの骨を傷つけずに抜歯し、
すぐにインプラントの手術を終え、仮歯の土台を入れ、
仮歯を作り
インプラントの治療を終えました。
この治療は、手術開始から、わずか20分で終わり、出血のコントロールのための止血も必要がない手術として、終えました。
続きの治療
2か月後の再診時、型どり前(2回目のアポイント)
簡単なパーツで型をとるだけ、仮歯を戻し治療終了(2回目のアポイント終了)
仮歯を外しセラミックの歯に交換(3回目のアポイント)
セラミックの歯に交換し治療終了(3回目のアポイント)
横の犬歯の小さな虫歯治療も同時に
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術後チェック
術後チェック
術後チェック
ちなみに10年前の治療前の状態(2003年11月受診2004年3月治療終了その後定期健診2014年、2015年、前歯1本づつと小さな虫歯のメンテナンス治療)
術後経過を観察すると、10年前の回復治療と、術後10年の長期安定と、今後10年のメンテナンスの容易さを合わせ、十分なアンチエイジング歯科治療ができているといえるのではないでしょか。
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