適切な診断のための適切な検査

適切な治療を受けるには、適切な検査、診断が必要になります。
一人の症例を違った検査法の角度で比較し、検査の特徴を説明します。


パノラマレントゲン
多くの情報がありスクリーニング検査として有効な検査法です。
簡便で、歯科で最も良く用いられる検査のひとつです。


18枚デンタルレントゲン
パノラマレントゲンでは発見することができない、初期の虫歯、歯根膿胞、歯周病をより正確に発見することに有効な検査方法です。
きちんと撮影することが難しく、また、正確に読影することが必要になります。


CT
レントゲンでは把握しづらい、3次元的情報や、骨密度、などを把握するのに有効な手段です。


18枚デンタルで虫歯が疑われる部分が一本見つかりました。


同部のパノラマレントゲンの拡大
パノラマレントゲンではまず発見することができないばかりか、発見できたときには神経を抜かないといけないことが多い。


数ヶ月経過観察をして虫歯が進行し、さらに隣の歯も虫歯になっていることが分かり、治療しました。


術後レントゲン
白い部分と、その接している小さなくぼみが2本の治療部位。
自覚症状が全くないにもかかわらず、一本は神経の近くまで進行していたことが分かります。


術後5年以上(デジタルレントゲンに移行)

このように、それぞれの特徴を生かし、、最も適切な検査で早期発見早期治療を受け、また、定期健診で経過観察及びチェックアップを受けることが良い方法となります。

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